居酒屋の平均予算、4000円は高い?サシ飲みの予算や大学生の飲み相場

居酒屋の平均予算がいくらか、普段気にすることなんてないですよね。でも、幹事になったり、少し距離のある人との飲みをセッティングしたりするなら、居酒屋で飲むときの相場は押さえておきたいものです。
感覚的な平均予算でいえば、3,000円〜4,000円くらいが妥当なイメージですが、この金額は本当に多くの人の実感と一致しているのでしょうか。
今回は、給料・年代・関係性という複数の角度から、多くの人が感覚的にしっくりくる居酒屋の平均予算について考察してみました。会社の飲み会、デート、サシ飲み、大学生の飲み会と、シチュエーション別に相場感を整理していますので、幹事や予算決めの参考にしてください。
給料でみる平均予算
まずは給料から、平均的な予算を考えてみましょう。
厚生労働省の「令和2年(2020年)賃金構造基本統計調査」を元にした推定値から、東京都の年代別平均年収と手取り月収、さらに月の食費を試算すると次のようになります。
年齢レンジ | 年収 | 手取り月収(独身) | 月の食費 |
|---|---|---|---|
20-24歳 | 326万円 | 225,856円 | 56,464円 |
25-29歳 | 431万円 | 298,307円 | 74,577円 |
30-34歳 | 508万円 | 350,413円 | 87,603円 |
35-39歳 | 601万円 | 410,112円 | 102,528円 |
40-44歳 | 667万円 | 449,976円 | 112,494円 |
45-49歳 | 768万円 | 504,440円 | 126,110円 |
かなりざっくりですが、お財布事情がみえてきました。上の表で算出したのは食費の合計です。
飲み会を除く食費を1日1,500円とすると、月間で4万5,000円です。
このデータに飲み会に行く頻度を加えて、飲み会1回あたりの予算をみてみます。
年齢レンジ | 月1回 | 月4回 |
|---|---|---|
20-24歳 | 11,464円 | 2,866円 |
25-29歳 | 29,577円 | 7,394円 |
30-34歳 | 42,603円 | 10,651円 |
35-39歳 | 57,528円 | 14,382円 |
40-44歳 | 67,494円 | 16,874円 |
45-49歳 | 81,110円 | 20,278円 |
なんとなく、感覚的な平均予算とおおむね一致しているように見えますね。
20代は週に約1回、平均予算3,000円がちょうどいいところ。30代なら4,000円程度の予算で週に約2回といったイメージです。
飲み会で予算を決めるときがあれば、その場に来る人の給与を元にして考えてみてはいかがでしょうか。
年代・立場でみる目安のズレ
上の表はあくまで独身・平均年収をもとにした試算です。実際には家族構成や住んでいる地域、業界の給与水準によって手取りは大きく変わります。
たとえば都心部と地方では家賃負担が違うため、同じ年収でも自由に使えるお金の余裕は異なります。
幹事をするときは、参加者の年代だけでなく「普段どのくらいの頻度で飲みに行く層か」も加味すると、無理のない予算設定がしやすくなります。
デートで居酒屋に行くときの平均予算
会社などの飲み会なら感覚的な予算で良さそうですが、女性と居酒屋に行くならどうでしょうか。
男女は割り勘にすべきかどうか、いろいろなメディアがアンケート調査しています。一般に、世代があがるごとに、男性がおごるべきという意見が増える傾向があるといわれています。
ここでは、居酒屋での飲食代を合計8,000円と仮定し、男女の負担割合について、年代が上がるほど男性の負担割合が高くなるという一般的な傾向をもとに、以下のように仮定して考えてみます(実在のアンケート数値ではなく、あくまで一例としての試算です)。
年齢レンジ | 男性負担割合 | 男性の負担額 | 女性負担割合 | 女性の負担額 |
|---|---|---|---|---|
20-24歳 | 50% | 4,000円 | 50% | 4,000円 |
25-29歳 | 60% | 4,800円 | 40% | 3,200円 |
30-34歳 | 70% | 5,600円 | 30% | 2,400円 |
35-39歳 | 80% | 6,400円 | 20% | 1,600円 |
40-44歳 | 90% | 7,200円 | 10% | 800円 |
45-49歳 | 100% | 8,000円 | 0% | 0円 |
女性が求める負担額は男性の余裕に応じて大きくなるのかもしれません。
結局のところ、割り勘でもおごりでも、女性が満足することが大前提です。予算は多めにみたいところですが、無理をしすぎないようにしましょう。
初対面のデート・マッチングでの支払いの工夫
最近はマッチングアプリや相席サービスで初めて会う相手と居酒屋に行くケースも増えています。
初対面の場合、いきなり全額おごりにすると相手が恐縮してしまうこともあるため、まずは「今日は多めに出すので、次回は割り勘で」のように伝えると角が立ちにくいという声もあります。逆に女性側から「今日は少し多めに払います」と申し出ると、次に繋がりやすいという意見も見られます。
支払い方法ひとつで、その後の関係性の印象が変わることもあるため、予算だけでなく伝え方にも気を配りたいところです。
サシ飲みの平均予算
居酒屋の平均予算はわかったので、条件を加えたら平均予算に変化があるのか、みていきます。サシ飲みの場合はどうでしょうか。
一般的な飲み会とサシ飲みの決定的な違いは、2人の関係性です。サシ飲みできる仲なら、かなり近しい間柄です。仲が良ければ、特別なサシ飲みなのかいつものサシ飲みなのか、シチュエーションによって金額設定は違うはずです。
会うのが久々だったりお祝いごとがあったりすれば、奮発することもあるでしょう。一方で、いつものサシ飲みなら次回のことも考えて、むしろ安く設定することもあります。
さらに、サシ飲みの場合は、上司と部下、先輩と後輩など関係性に上下があるかもしれません。その場合は、目上の人の負担額が必然的に大きくなりますね。
シチュエーション別・サシ飲み予算の目安
関係性やシーンによって、サシ飲みの予算感はかなり変わります。目安として整理すると次のようになります。
シチュエーション | 想定予算(1人あたり) | 支払い方の傾向 |
|---|---|---|
いつもの同期・友人とのサシ飲み | 2,500〜3,500円 | 割り勘が基本 |
久しぶりの再会・お祝いごと | 4,000〜6,000円 | やや奮発、割り勘か交互おごり |
上司から部下への声かけ | 部下負担0〜1,500円 | 上司がまとめて負担することが多い |
後輩から先輩への相談ごと | 後輩負担少なめ | 先輩が多めに負担することが多い |
表はあくまで一般的な傾向であり、関係性の深さやその日の目的によって前後します。大切なのは金額そのものより、次回もまた誘いやすい関係を保てるかどうかです。
奢りすぎても割り勘に厳しすぎても、どちらも気まずさにつながることがあるため、相手との距離感に合わせた調整が現実的です。
大学生の飲み会の平均予算
少しでも安く抑えたい学生の場合、平均予算はどうなるのでしょうか。
ひとつのポイントとして、友だちの中に1人は、「どこのお店なら安く飲めるか」正確に把握している人が居がちです。その友だちをみつけて相談するのがおすすめです。
また、大人であれば手取り給料が重要ですが、学生の場合は別の要素「親の経済力」が関わってきます。大学生くらいになれば、友人関係でお金を持っている人とそうでない人の違いがみえてきます。
平均予算の設定がかなり難しいところですが、友人と行動を共有していることも多いはずなので、懐事情を察して予算決めをしたほうがいいでしょう。
その他、部活やサークルの飲み会の平均予算は、先輩次第でかなり違うのではないでしょうか。体育会系なら先輩が全額負担してくれることもありますし、平和に割り勘ということもあります。
とはいえ、学生の飲み会で高級なお店を選ぶことは稀なので、やはり平均予算は3,000円〜4,000円をみておくといいでしょう。
学生が使いやすい居酒屋・飲み放題プランの目安
学生の飲み会で選ばれやすいのは、飲み放題付きのコースがあるチェーン系居酒屋です。
おおよその目安を整理すると次のようになります。
プランの種類 | 目安予算(1人あたり) | 向いているシーン |
|---|---|---|
料理なし・飲み放題のみ | 1,500〜2,000円 | 軽く集まりたいとき |
料理数品+飲み放題2時間 | 3,500〜4,500円 | 通常のサークル・友人飲み |
コース料理+飲み放題2〜3時間 | 4,000〜5,000円 | 歓迎会・送別会など |
個室・少人数の落ち着いた飲み | 4,000円以上 | 先輩や社会人が同席する場 |
サークルの新歓や合コンに近い集まりでは、幹事があらかじめ「飲み放題つき、上限◯円まで」と店を絞っておくと、当日の会計トラブルを避けやすくなります。
学生同士の関係が長く続くことを考えると、多少割高でも明朗会計の店を選ぶ方が、結果的に気持ちよく付き合いを続けられることもあります。
実際に行った人の体験談
初回デートは男性が多めに払ってくれて助かった
マッチングアプリで知り合った方と初めて居酒屋に行ったとき、会計は男性が7割ほど出してくれました。学生時代の感覚だと割り勘が当たり前だったので少し驚きましたが、次のデートに誘いやすい雰囲気になったのを覚えています。無理に高いお店を選ばれるより、居酒屋くらいの気軽さの方が気を使わずに済みました。
上司との飲みは自分から誘って負担多め
相席や飲み会の場で、後輩や部下と飲むときは自分が多めに払うようにしています。相場としては1人3,000〜4,000円くらいの居酒屋を選び、割り勘ではなく端数を自分が持つくらいの感覚です。奢りすぎず、でも気持ちよく飲んでもらえるラインを探るのがちょうどいいと感じています。
飲み放題コースを事前に決めて会計トラブルを回避
サークルの飲み会の幹事をしたとき、事前に飲み放題付きコースを予約しておいたおかげで、当日の会計がスムーズでした。1人あたり3,000円前後に収めるようにお店を選んだので、後輩からも不満は出ませんでした。先輩がいる回だけは少し予算を上げて、先輩に多めに出してもらう形にしています。
まとめ
居酒屋の平均予算は、給料からの試算でも感覚的なイメージでも、おおむね3,000円〜4,000円という結論に落ち着きます。
ただし、デートなのかサシ飲みなのか、相手が上司なのか後輩なのか、学生なのか社会人なのかによって、適正な予算感は細かく変わってきます。
今回の記事の目安表を参考に、参加者の年代や関係性に合わせて予算を設定すれば、幹事としても気まずい思いをせずに飲み会を楽しめるはずです。新しい出会いの場で予算感に迷ったときは、事前に目安金額をすり合わせておくことが、気持ちよく飲みの席を終える一番のコツといえるでしょう。



