飲み屋で知り合った人と、いい感じになって、付き合って…。もし日常のなかにそんな出会いがあれば、飲みにいくのも楽しくなりますよね。
でも、現実的な話として、飲みの席から交際に発展することなんてあるのでしょうか?今回は、居酒屋で異性と出会う方法と、そこから付き合うまでのステップについて考察します。
居酒屋で出会うことはできる?
そもそも、飲み屋をきっかけに彼氏・彼女関係になることはあるのでしょうか?
まずは、居酒屋での出会いの特徴と、そこにある障壁について考えてみます。
知り合うというハードル
一般的な居酒屋は、異性と交流する目的で作られていません。そのため、異性と知り合うには以下の条件が揃わなくてはなりません。
- 1人客同士か、同性2~3人同士であること
- 他の顧客と交流できるお店であること
居酒屋に居る相手が1人なら、こちらも1人であった方が好ましいです。こちらの人数が多ければ相手を怖がらせてしまうからです。
そして男性2人には女性2人、というように同性同数であることも必要です。男女それぞれ、そのグループでの飲食に”物足りなさ”を感じていなければ、他のお客さんと交流する気にはならないからです。
また、お店のコンセプトとして、他の顧客との会話ができる環境であることも重要な条件です。なぜなら、ふつうの飲食店では「他のお客様のご迷惑にならないように」がマナーですので、むやみな交流は迷惑だからです。日本は、海外のように気軽に話しかける文化がありませんので、トラブルを招かないように気をつける必要があるのです。
この2つの条件を満たしていれば、居酒屋をきっかけに知り合う可能性は十分にあるといえますね。
付き合うというハードル
運良く居酒屋で気になる異性と知り合うことができても、その後、付き合うことができるかどうかは別の話です。
ここで大切なのは、「相手とどうなりたいか」というところです。
ある20~30代向けメディアで1,000人以上の女性を対象に「ワンナイトラブ経験はあるか」と聞いたところ、62%もの女性が経験あり、そのうち半分以上が5回以上経験していたそうです。一方で、別のアンケートでは、ワンナイトラブから付き合ったという人は、10%に満たなかったのです。「単にお酒の勢いで肉体関係を持った」ことが主な理由だそうです。
つまり、目的がワンナイトラブなのであれば、それは付き合うことよりもハードルが低いといえるでしょう。
また、詳しくは後述しますが、恋人との出会いの場所を聞いたアンケートで「居酒屋」と答えた人は、ほとんどいませんでした。多くの人が、居酒屋以外での出会いから、彼氏・彼女を見つけているのです。
結論として、お酒の席での出会いは短期的な接点をつくることには適しているものの、長期的な関係を作るためには、工夫が必要なのかもしれませんね。
居酒屋は出会いの場所ではない?
居酒屋での出会いにはいろいろと難しいところもあります。しかし、出会いの場所として使うことはできないものなのでしょうか?
出会いを目的としたときの、居酒屋の立ち位置についても考えてみましょう。
昔は飲み屋での出会いが多かった
一昔前は地元に行きつけの飲み屋があり、店主とも他の常連客とも通ううちに親しくなることも多かったようです。
しかし、現代は違います。
大手をはじめとするチェーン店は増加をしているのものの、飲食店の数は、バブル期をピークとして年々減少しています。
さらに、食べログやぐるなびなどのグルメアプリが発展したことで、お店選びも一気に手軽になりました。それにより、その日の気分で行けるお店の選択肢が広がり、いつも同じお店に行く人が減りました。
このような時代の変化もあって、今は飲み屋では出会いにくくなったのでしょう。
今はどこでの出会いが多い?
飲食店での出会いが少ないのなら、今の人はどこで出会うことが多いのでしょうか。
あるアンケート(複数回答あり)によると、今の人は彼氏・彼女を以下のような場所で見つけているようです。
場所 | 割合 | |
---|---|---|
1位 | 同じ学校 | 47.0% |
2位 | 同じ職場 | 34.9% |
3位 | 知人・友人の紹介 | 32.1% |
4位 | インターネット | 24.4% |
5位 | 課外活動 | 14.0% |
6位 | 合コン | 12.1% |
7位 | ナンパ | 9.3% |
8位 | 婚活パーティー | 3.9% |
9位 | 旅行先 | 3.7% |
10位 | 街コン | 3.3% |
(※注 グラフは 20代&30代の社会人870人に聞いた「恋人との出会いのキッカケは?」|Appliv を元に当サイトで作成)
同じ学校(の出身)や職場、知人・友人の紹介は、いわゆる自然な出会いですね。能動的にイベントに参加しているわけでもなく、やはりその辺りは非常に多くの人が出会っている場所だといえます。
4位にはインターネット、つまり、SNSや恋活アプリでの出会いがランクインしています。どこかに足を運ぶのではなく、スマホで簡単に出会うというところが、今の出会いの特徴かもしれません。
こうしてみると、居酒屋は出会いの場ではなさそうです。もし居酒屋で出会いを探すなら、多くの人が「出会いの場ではない」と考えていることを前提に、作戦を立てる必要がありそうです。
コロナによる非接触も逆風に
2020年から2022年にかけては、新型コロナウィルスの影響で外出の自粛が求められました。
それにより、居酒屋での出会いはますます難しさを増しています。そもそも居酒屋に足を運ぶこともはばかられるのに、そこで誰かに話しかけるなんてことは、むしろマナー違反になりかねません。
次で居酒屋での出会い方に触れていきますが、TPOが大切であることは、肝に銘じておいたほうが良さそうです。
居酒屋で出会う方法・裏技とは?
正攻法で居酒屋で出会うことは、簡単じゃなさそうです。そこで、居酒屋で出会いたいという人のための一工夫を紹介しますね。
出会いを意識している人が集まるお店を選ぶ
出会いやそれに近いコンセプトがあるお店を選べば、交流がしやすいです。
たとえば、バーやラウンジのように客同士や店員との交流が伴うお店なら、異性と知り合うところまでは簡単です。
少しギラギラしすぎていて近寄りがたいという方は、同じ趣味の人が集うお店もおすすめ。アニメや漫画好きが集まるバーや飲食店も最近は多く、共通の話題があるだけでも他のお客さんとの交流はかなりしやすいでしょう。
インターネットと併用
少し前は、異性と出会うサービスの利用に抵抗がある人も多かったかもしれませんが、今はかなり当たり前に使われています。
なので、インターネットと飲食を組み合わせるという工夫はかなり有効です。
アプリやSNSなどで約束を取り交わしてから一緒に飲食をすることに抵抗がない人が非常に多いので、試してみるとよいでしょう。
ちなみに、インターネットでだれかと一緒に飲食店にいくのなら、当サイトで準備している「相席マッチング」がぴったりです。(新型コロナウィルスの影響で開発を中断しています。)
誰と何を食べるのかを自由に決められるので、ぜひ、試してみてくださいね。