インターネットで予約するほか、当日来店でも利用できる相席居酒屋。しかし、相席居酒屋は、意外とルールが多いのも事実です。知らないで行くと、トラブルになったり恥をかいてしまったりすることにも……。
そこで今回は、相席居酒屋のルールをわかりやすく解説。料金設定や入店のルール、チェンジの仕方など、相席居酒屋を利用する上で知っておくべきポイントをギュッと凝縮しています。
ぜひ、最後まで読んでして参考にしてみてくださいね。
相席居酒屋の料金ルールは?
相席居酒屋の基本料金に含まれているものは、大きく分けて3つ。
- 座席の使用料
- ドリンク料金
- フード料金
一般の居酒屋だと、男女関係なく飲食した分の料金を払うのが当たり前ですが、相席居酒屋では男性と女性、性別によって料金が違います。
「実際のところ、どれぐらい料金がかかるの?」という人のために、女性と男性ごとの料金の目安と、割引サービスについて紹介します。
なお、相席できる居酒屋といっても、料金システムは店舗によって違います。そこで、3つの相席居酒屋を調査し、料金の目安を一覧表に整理しました。
料金ルール【女性編】
下表からもわかるように、女性の料金は無料になっている店ばかり。
基本料金 | 飲み放題 | 食べ放題 | |
---|---|---|---|
相席居酒屋A | 無料 | ○ | ○ |
相席居酒屋B | 無料 | ○ | ○ |
相席居酒屋C | 無料 | ○ | ○ |
通常の飲み放題では2~3時間の時間制限がありますが、相席居酒屋では女性の利用時間は無制限となっています。
中には、お通しとも呼ばれるチャージ料や、深夜料金がかからない店もありました。女性は、料金を気にしないで飲食ができ、出会いが楽しめるシステムになっています。
料金ルール【男性編】
男性も、基本料金に飲み放題と食べ放題の料金が含まれている店が多め。しかし、女性とは違い、時間単位で料金がプラスされていくシステムになっています。
相席しているとき | 相席していないとき | 飲み放題 | 食べ放題 | |
---|---|---|---|---|
相席居酒屋A | 3,300~3.800円/1時間 | 無料 | ○ | ○ |
相席居酒屋B | 3,000~3,600円/1時間 | 500円/1杯 | 500円/1杯 | ○ |
相席居酒屋C | 3.600円/1時間 | 1,200円/1時間 | ○ | ○ |
※価格はすべて税抜きです。
女性とは違い、相席しているときと相席していないときで料金が変わるのが大きな特徴。相席している場合は、1時間ごとに約4,000円(税込み)の料金がかかるシステムになっています。
時間単位で料金がかかると、「キャバクラと同じなんじゃないの?」と、思う人もいるかもしれません。
しかし、キャバクラの女性たちは仕事として男性と飲食している人がほとんど。相席居酒屋は、プロではない普通の女性が参加している点が大きく違います。
割引サービスもある
「料金が高いから、相席居酒屋を利用するのを迷っている」という人には朗報です。もちろん店舗によって違いはありますが、割引サービスがある相席居酒屋も増えてきています。
来店する度にポイントが加算されていき、支払いのときにポイントの分だけ割引してもらえるシステムを取り入れている店舗がほとんど。
たまったポイントは料金の支払いの他、TポイントやAmazonギフト券などと交換することもできる店舗もあるようです。
相席居酒屋の入店ルールは?
「相席居酒屋のルールってイマイチよくわからない……」と思う人がいるのも当然。相席居酒屋には、暗黙のルールがあるのも事実です。
ここでは、相席居酒屋を利用する上で知っておきたい入店ルールについて説明しますね。
ひとりでも入店できる?
「相席居酒屋に1人で行きたい」という人もいるかもしれません。相席居酒屋は基本的には複数の同性同士で入店するのがルールとなっていますが、バーやラウンジなどでは1人をコンセプトにしている店もあります。
相席居酒屋は複数でワイワイ楽しみながら出会う場所でもあるので、1人同士で大人な出会いがしたい人は相席バーや相席ラウンジを利用するのがおすすめです。
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大学生でも入店できる?
大学生なら、合コン感覚で相席居酒屋を利用したい人もいますよね。学生でも入店できるのかというと、答えはYESです。相席居酒屋は、20歳以上であれば利用できるので、成人していれば問題なく利用できるでしょう。
大学生の場合は、身分証明書の代わりに学生証をチェックされることもあるそうですよ。
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サクラを防ぐルールはある?
サクラといえば、真剣に出会いを求めている人をだましてお金儲けをするイメージがあります。「相席居酒屋って、遊びの人がたくさんいる印象がある……」という人は、少なくないでしょう。残念ながら、遊び目的で利用する人が多いのも事実です。
相席居酒屋自体に「サクラはお断り!」というルールはありませんが、トラブルを防止するために、顔写真付きの身分証明書の提出が求められる店舗がほとんどです。
顔写真付きであれば、他人になりすますことはほぼ不可能。
店舗は、「顔写真付きの身分証明書を提出できる=サクラではない」と認識しているようですね。
相席居酒屋に、チェンジはある?
結論からいうと、相席居酒屋にはチェンジシステムがあります。知らないグループ同士が相席するわけですから、どうしても話が合わない場合も……。でも、相手にチェンジを申し出たことが分かると、気まずいですね。
トラブルになる可能性もゼロではないので、店側は「相手にわからないように」チェンジを希望する方法を用意しています。
チェンジカードを使う
「この人たちとはイマイチ話が合わないから、チェンジしたいな……」と思っても、店員さんに伝えるのがなかなか大変。そんな悩みを解決するために、チェンジカードを使っている店舗もあります。
お手洗いに置いてあるカードに、自分の気持ちを記入して店員さんに渡すのだそう。トイレに行くタイミングであれば、相手からも気づかれにくいので安心ですね。
タッチパネルを使う
最近は注文のときにタッチパネルを使う店舗が増えてきています。タッチパネルを使ってチェンジの希望を店員さんに伝えられる店舗もあります。
タッチパネルで注文するふりをしてチェンジの希望を伝えれば、店員さんがそれとなく「そろそろ席替えタイムにしませんか?」と声をかけてくれるのだそう。
店員さんが切り出してくれると、スムーズに席替えができそうです。
退店システムを使う
チェンジしたからといって、次のグループが気が合う相手とは限りません。「何度もチェンジを希望するのも気が引ける……」という人は、思い切って退店システムを使うのもアリです。
相席居酒屋といっても、日によっては男女のバランスが一致しないこともあります。イマイチ良い相手と相席できないときは、退店システムを使うのも1つの方法といえるでしょう。
ただし、店によっては、ある程度時間が経ってからではないと退店できないところもあるので注意してくださいね。
【マメ知識】相席居酒屋を利用する男女ごとの年齢層は?
相席居酒屋を利用する上で、利用者の年齢層は気になるところですよね。調査結果によると、相席居酒屋の年齢層は、以下のようになっています。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 62% | 80% |
30代 | 33% | 18% |
40代以上 | 5% | 2% |
男性は20代~30代が95%、女性は20代だけで80%となっています。もちろん、利用する店舗によって年齢層は変わってきますが、相席居酒屋は比較的若い年代の利用者が多いようですね。
相席ラウンジや相席バーなどは、居酒屋より高級なお店も多く、年齢層も高くなっています。大人な人との出会いを希望するなら、相席ラウンジや相席バーを利用するのもおすすめですよ。
相席居酒屋を利用したいとき、知っておきたい料金ルールと入店ルール。料金ルールは男女で違いがあり、男性のほうが割高となっています。
女性の料金が格安となっているため、安く飲食するために利用する女性もいますが、真剣に出会いを求めて利用する人もいるようです。
相席居酒屋にはチェンジシステムがあるので、気が合わない相手と相席しても大丈夫です。相手にわからないようにチェンジしたいことを伝えられるシステムになっています。