30代になると何故か、20代の頃以上にパートナーがいない状況が気になります。
寂しさもあるでしょうが、厚労省のデータによると日本人の平均的な結婚年齢は男性が約31歳、女性が約29歳なので、30代になると周りの人の既婚率が上昇することも大きな要因でしょう。
しかし視点を変えてみると、実は30代にこそ出会いが豊富にあることをご存知でしょうか。今回は、出会いがないと嘆くあなたに向けて、30代ならではの出会いについて考察し、お伝えします。
出会いがない社会人の特徴
出会いがないと嘆く社会人。仕事ばかりで出会う時間がないのか、コミュニティが限定的で接点が少ないのか、事情もさまざまでしょう。まずは、具体的に出会いがないと嘆く社会人の特徴をまとめました。
出会いがないと言う女性
まずは女性編です。4つの特徴をピックアップしました。
- 隙がない
- 奥手
- 理想が高い
- コミュニティが狭い
1.隙がない
30代になると仕事もできるようになり、部下や後輩を持つ女性も多いでしょう。仕事ができること、自立していることは魅力的なのですが、男性から見ると近寄りがたい印象になります。
男性は無駄にプライドが高い生き物ですから、どこか抜けていたり失敗が多かったり、そんな守ってあげたくなる女性の方が男性からアプローチされる機会が多くなり、自然と出会いが増えます。
2.奥手
男性から一定のアプローチがあっても、奥手すぎてそれをものにできていないケースもあるでしょう。慎重に慎重に、、そのうちに男性は他の女性のもとへ行ってしまいます。
控えめな性格という意味では、自分から新たなコミュニティに飛び込むこともできず、結果として出会いがない状況に陥っているといえます。
3.理想が高い
10代、20代に可愛いとチヤホヤされてきた人ほど、理想が高くなっており、イケメンだけど年収が低いとか、性格は良いけどもっといい男がいそうとか、いろいろな理由をつけては男性を遠ざけている人もいるはずです。
ステータスを見ることは決して悪いことではないですが、それは出会いがないのではなく、自分自身の考え方を変える必要があることに気づくべきでしょう。
4.コミュニティが狭い
コミュニティが狭く、そもそも男性の選択肢が狭い場合もあります。インターネットが発達した今、本当なら選択肢は「35億(ブルゾンちえみ)」です。
広く浅い付き合いをすることが苦手な人はたくさんいます。具体的な出会いについては後述しますが、出会いがないと感じている理由がコミュニティの狭さ、という人は、突然の出会いで景色が一気に変わる可能性大です。
出会いがないと言う男性
男性編もみておきましょう。
- 自分の時間が好き
- 受け身
- 理想が高い
1.自分の時間が好き
出会いがないという男性において、圧倒的に多いのがこれです。女性との時間よりも、「自分の時間」が大事。
移動中もスマホゲームやウェブ漫画、休みの日も自宅や漫画喫茶でゲームや漫画などと、ほぼすべての時間を自分の趣味に使っている人。または趣味がない人でも、誰かと一緒にいると気を遣う人や、疲れた仕事終わりは一人がいいという人もいます。出会いがないのは当然でしょう。
2.受け身
最近は肉食女子が増えていると言われますが、女性が肉食になるのは競争率の高い男性に対してだけです。多くの男性に対しては肉食になることはないので、基本的に受け身になってはいけません。
基本的に受け身な女性が多いので、出会いが少ないと感じている男性は、少しでも気になった女性がいればアタックした方がいいでしょう。
3.理想が高い
理想が高すぎることは、女性だけでなく男性にとっても大きな問題です。
もっと好みの女性がいるのではないかと考えてしまうことはあると思います。しかし、まだ出会っていない女性のことよりも、目の前にいる女性のことをしっかりと見なければ後悔します。相手から来てくれたら付き合う、なんて考えるのはナンセンスです。
30代になると出会いのきっかけが少なくなる?
30代になると、なぜ出会いが減ると感じるのでしょうか。2つの観点で考察します。
既婚者が急激に増える
冒頭で述べたように、30歳を境に既婚者が一気に増えます。そのため、必然的に恋愛対象となる相手の選択肢が減り、出会いがないと感じることに繋がります。会社などで新しく一緒になった相手にときめいても、既婚者だった、なんてオチがつくのも20代ではなかった経験でしょう。
ただし、現代の日本では離婚件数が30%と言われるほど、離婚するカップルが増えています。世界的にみれば日本の離婚率は低いほうですが、厚労省のデータを見ると、半世紀前と比べると約2倍にもなります。つまりは、出会いが少ないわけではなくその時点での恋愛対象となる相手が少ないと考えることができます。
自然な出会いが減る
10代の頃は3年おきに進学し、自然に環境が変わります。大学生になったあとも、色々な変化が起きて多くの人と出会います。就職してからも同期と出会い、配属先が決まれば新たな土地に居を構えることもあります。
しかし30代になって、ある程度落ち着いた日常を過ごすようになると、自分から行動しなくても自然に発生する出会いは極端に少なくなります。それゆえ、体感として出会いが減っていると感じることがあっても不思議ではないでしょう。
30代で出会いがない人の出会い方
30代で出会いがない人は、どのようにして異性に出えばいいのでしょうか。ここで、30代の出会いにおいて必要なマインドをご紹介します。
出会いの場に貴賤はない
具体的な出会いの場については後述します。ここでお伝えするのは、自然な出会いと、合コンやナンパでの出会いとに違いはないということです。
合コンやナンパではなく、人に自慢したくなるような出会い方や、少女漫画で出てくるような運命的な出会いを求めている人がいます。しかし、どんな形であれ、出会いは出会いです。結果的に素敵な人に出会うことができずに寂しく過ごすよりも、いつか振り返ったときに出会い方を後悔した方がきっと、恋愛をできたという意味でプラスなはず。合コンで出会った相手と自然に出会った相手、どちらも人と人との出会いに変わりないので、出会い方を気にせず積極的に行動するべきでしょう。
30代は相手に求めるものが変化する
恋愛をする相手に求めるものは年齢とともに変化します。10代はスボーツや勉強ができる方がモテたように、異性に求めるものが特定のところに集中します。20代になっても、イケメンや可愛い子であれば、職業や性格を気にしないことも多かったはずです。
しかし、30代になると違います。もちろん結婚を意識してのことでもありますが、自分も経験を積んだ一人の大人として、相手を見るようになります。例えば、顔が良くても仕事ができなければ型無しですし、可愛くても性格が悪ければ一緒に居たいと思わなくなります。見るポイントは人によって違いますが、相手に求めるものは確実に多様化します。
恋愛相手に求めるものが多様化したときに大切なのは、減点法で相手を見ないことです。具体的には、「過去の彼氏は◯◯してくれたのに…」のように何かと比べて減点をしていくと、自分にとって大切な人に出会うことができません。30数年の人生経験を積んでいることで、相手のいいところも若い時よりも見えるはずです。加点法に徹してみることで、出会いの多さに驚くでしょう。
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30代の出会いの場
30代の出会いの場はどこがいいのでしょうか。おすすめの4つの出会いの場をご紹介します。
バー・居酒屋
バーや居酒屋での出会いはおすすめです。そもそも出歩くことがないという人は、週に1回でも、バーや居酒屋の空気に触れるといいでしょう。
もしバーに一人でいくのなら、カウンターでバーテンさんとお話をするだけでも違います。最近でも、バーテンを介して同じお店の常連さんに出会ったという話は少なくありません。少し勇気のいる選択肢ですが、足を運んでみることをおすすめします。
イベント
音楽やお笑いのイベントなど、趣味のイベントに参加することで出会いを広げることができます。自分の好きなことなら参加しやすいですし、同性の仲間ができることで新たな出会いを見つけるきっかけも手に入ります。意外なところでは、地域のイベントに参加してみるのもおすすめです。恋愛においては共通の話題は武器になります。親近感のある相手と出会うことのできるイベントには、ぜひ参加してみることをおすすめします。
習い事
出会いの場として使うべきかはひとまず置いといて、習い事は使えます。30代になり経済的に落ち着くと、積極的に自己投資する人も増えるので多くの同世代と出会うことができます。
トレーニングジムやスポーツ系はもちろんのこと、英会話やプログラミングなど頭を使う習い事もおすすめです。結婚相談所などに登録するよりも実用性があり、複数の習い事に通って好きなタイミングで辞められることもポイントです。共通の目的を持って一緒に活動をする習い事で多くの人と交流してみてはいかがでしょうか。
出会い系アプリ
少し前には手を出しにくかった出会い系アプリも、今では当然の出会いの場です。真剣に恋愛や結婚をしたいと考えている人だけと出会うこともできるので、活用しない手はありません。
出会い系を使ってすぐにデートすることが怖い方は、ウェブで出会った相手と普通の飲食店で相席できる「darekato.com」がおすすめです。出会いの第一歩を食事から始めることができ、相性などを見極めることができるので、一度使ってみてはいかがでしょうか。
コロナで出会いがなくなった
コロナで出会いがなくなったという人がいますが、むしろ逆かもしれません。自粛という、過去に類を見ない体験をした多くの男女の変化について触れておきます。
自粛で、より人を求めるように
リモートワークの定着やソーシャルディスタンスの一般化によって、確実に人と人が触れ合う機会は減りました。しかしそれによって、人に会いたいという気持ちが増していることも事実です。例えば、ホットペッパーグルメ外食総研による緊急事態宣言直後の外食再開意向調査で「外食にもう行かない」と答えたのは全体の約4%でした。外食の価値を否定する声は少なく、むしろ外食再開に一定の期待を寄せる声が多数みられました。
自粛により、外食をはじめ今まで当たり前だったことに対して、今まで以上に価値を見出す人が増えています。コロナへの不安が払拭されたあとは、これまで以上に人とのふれあいを求める人が増えることも期待できるでしょう。
恋人のデートが自宅やオンラインに
ニュースでも多く取り上げれたように、オンラインデートは確実に普及しました。婚活でも、オンラインデートをしてから実際に会う流れができつつあります。すでに付き合っている恋人も、オンラインでデートをする機会が増えているようです。
こうしてみると、コロナによって出会いがなくなったのではなく、変化したのだと考えることができます。多くのサービスが誕生しているので、世の中の流れに合わせて新しいサービスを積極的に活用することで、多くの出会いを見つけることができるでしょう。