出会系で結婚した人はいる?馴れ初めや親の反対を乗り越えた方法

いわゆる出会系サイトは、肉体的な関係を求める男女が出会う場というイメージを、社会的には持たれることが多いです。

そのため、出会系サイトで出会い、付き合い、そして結婚する場合、世間の目が気になるのは当然のことでしょう。今回は、出会系をきっかけに結婚することの現実を、紹介します。

恋活アプリといわゆる出会系の違い

恋活アプリといわゆる出会系サイト、なぜこんなにもイメージが異なるのでしょうか。まずは、2つのマッチングサービスの違いについて考察します。

出会系は割り切った関係を求めるイメージ

恋活アプリは、恋人や結婚候補者を探すためのマッチングサービスです。そのため、恋愛を求める活動に真剣な人が利用する傾向が強いです。

対する出会系サイトは、割り切った関係になる相手を探すためのマッチングサービスです。そのため、深くも浅い、効率的な関係になりたい人が集まります。もちろんどう使うかにもよりますが、相手に恋するという感情を抱かなくても、とりあえず誰かと繋がることが目的になることが多いのです。

つまり、多くの人のイメージでは、恋活アプリから結婚すれば「一生懸命恋人を探してたもんね」と言われ、出会系サイトから結婚すれば「いつの間にか本気になっちゃったんだね」と言われそう、というわけです。

アプリから結婚する割合は増えている

恋活・婚活マッチングアプリの利用経験者1,000人調査によると、恋活や婚活のアプリを利用する目的は、76%とダントツで「恋人作り」です。その次が、「結婚相手探し」で41%。さらに、カップルの成立状況は、恋人関係になった人が31%、結婚した人が8%です

過去にアプリを使用した中で出会った相手と結婚にいたったという人が、8%もいるのです。つまり、恋活や婚活のマッチングアプリであれば、結婚することはかなり一般的なことだといえます。

広く「マッチングアプリからの結婚」として考えれば、使ったのがいわゆる出会系サイトだったとしても、自然なことだと考えることができます。人に言うのをためらってしまう人は、あえて「マッチングアプリ」という言い方をしておくのも良いかも知れませんね。

ちなみに、実際に恋活アプリで出会って結婚したという人たちのその後を追った調査では、離婚率が恋愛結婚よりも低い結果になったそうです。これは、アプリで事前に相手がどんな人が知れるからだといわれています。

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出会系で結婚、馴れ初めや付き合うきっかけ

実際に出会系で結婚した人たちの馴れ初めや、付き合うきっかけには何があるのでしょうか。

相性が良かった

出会系で結婚した場合、その馴れ初めや付き合うきっかけはあります。

その一つとして、結婚相手探しをしているわけではなかったものの、性格や体の相性があまりに良かったというケースがあるようです。出会系だからこそ、早い段階で心身の相性がわかり、それがピッタリはまったというわけですね。

結婚するかどうかは人生における大きな決断なので、相性は重要です。とはいえ、たまたま出会い方が出会系だったというだけで、結婚まではごく普通の歩み方をしていることが多いようです。

気を遣う必要がなかった

真面目に恋愛をしようとして気を張ると、疲れてしまいませんか?

先述のように、出会系は割り切った出会い方です。そのため、相手に気を遣う必要がなかったという声もあります。出会系には堅苦しさがないので、最初から自分の素を出せる人も多いのだとか。実生活ではそのような関係を作るのに多くの時間を必要としますからね。

もちろん、恋愛ではドキドキしたいという人もいるでしょう。しかし、結婚すると共に生活をするわけですから、一緒にいてリラックスできるかどうかは大切です。

自然と付き合うことに

出会系を使って恋人探しをしていたわけではなかったのに、自然と付きあう流れになったという場合もあるようです。相手のことを「良いな」と思えたのならそれは運命の出会いだったのかもしれませんね。

そもそも出会系を使う人同士、考えることや感覚、価値観は近いことが多いです。だからこそ仲良くなり、関係が深くなり、いつの間にか結婚していることもあるんですね。

子供ができた

意外とあるのが、子供ができて結婚したというケースです。2人の意思ではない馴れ初めですが、子供ができたことで真剣に相手やその家族と向き合い、普通の夫婦として仲良く暮らしている人も当然います。とてもデリケートな話ですが、必ずしも悪いことではないでしょう。

出会系から結婚、親との向き合い方

出会系サイトで知り合った人と嫌婚することは、親に報告しづらいものがあります。しかし、きちんと報告して結婚できた人もたくさんいます。どのように乗り越えたのでしょうか。

反対されることが多いかも

出会系サイトから結婚することになると、親から反対されることが多いでしょう。

やはり出会系サイトという言い方やイメージが不純だからです。事実がどうであれ、肉体関係から結婚、という過程を想像して納得できない親もいて当然です。

恋活アプリでも、不信感を持つ親はいます。ネットで出会うということ自体に、抵抗があるわけです。どこで何をしているかわからない相手、素性がわからない相手だからと、反発が大きい場合もあります。

どうやって乗り越えた?

出会系で知り合った人と結婚したいのに親に反対されているという場合、その人たちはどのようにして乗り越えたのでしょうか。最初から親が嫌いそうな出会系という言葉を使わなかったという人もいますが、それが知れた後はどうしたのでしょう。2つの例を見てみましょう。

微笑む女性
30代 女性
両親が出会系を否定していたことは事実ですが、結婚したいと思った男性を紹介すると段々態度が変わっていきました。紹介するまでは頑として反対だった父ですが、人柄を見て安心したようです。出会系と一緒に、その人まで否定することはなかったのです。出会い方に理解を示してくれたかはわかりませんが、反対されているならその人自身を見せることが有効かなと思います。
微笑む男性
20代 男性
親が何と言っても、「決めたことだから」という感じで押し切りました。親が言うからと言って好きな気持ちをなくすことはないですから。それで別れるくらいならそれまでの愛情です。
どんなに反対されても応じずにいたら、私の気持ちが変わらないことを悟ったのでしょう。次第に親の態度は軟化し、受け入れてもらえました。

解決法としては、結婚相手を紹介する、反対されても諦めない、この2つのエピソードが役に立ちそうですね。